私の彼。
そして、先輩も私の白いワンピースをカッターで破いていった。

けっこう気に入ってたのに残念。

「俺だけの茜。」

そういって、先輩は私の体のいたるところに自分の証をつけていく。

「その顔、そそるね。」

先輩は私の頬に手を当て、優しく笑う。

そっか。私にはもう、先輩しかいない。

もう、誰もいない。私を愛してくれる人なんて。
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