私の彼。
「あかねー?」

先輩だ!振り向くと、教室のドアの前に先輩が立っていた。

「ごめん、先生に頼まれちゃって遅れた。」

さすが、先輩。生徒会長をやっていたこともあって、生徒だけではなく先生からの人望も厚い。

それに勉強もできて、容姿端麗・・・。

しかも優しい!

「いえいえ!頼んだのは私ですから。あの、分からないところまとめたので教えてくださいませんか?」

「緊張してるの?」

先輩は笑いながら私の席の前の椅子に座った。
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