私の彼。
「茜、電車通学だよね?駅まで走るか。」
「先輩の家、駅とは逆方向なので大丈夫です!私、これでも足速いほうなので!」
クラスでも運動音痴で有名な私だけど、それは隠しておこう…。
「茜って運動全然できないでしょ。あ、でも濡れたまま電車は風邪引くか……。」
運動音痴ばれてる!?
私が風邪引くのはいいんだけれど…先輩には風邪になって欲しくないなぁ…。あと少しで卒業しちゃうから、少しでも会いたい。
「私は大丈夫なので、今日はもう帰りますね。さよなら~。」
天気予報ちゃんと見ておけばよかった…。
まぁ、仕方ないし、駅まで約10分。頑張って走ろう。
先輩に背を向け、走り出そうとした時、
「まって。」
右腕を先輩につかまれた。
「先輩の家、駅とは逆方向なので大丈夫です!私、これでも足速いほうなので!」
クラスでも運動音痴で有名な私だけど、それは隠しておこう…。
「茜って運動全然できないでしょ。あ、でも濡れたまま電車は風邪引くか……。」
運動音痴ばれてる!?
私が風邪引くのはいいんだけれど…先輩には風邪になって欲しくないなぁ…。あと少しで卒業しちゃうから、少しでも会いたい。
「私は大丈夫なので、今日はもう帰りますね。さよなら~。」
天気予報ちゃんと見ておけばよかった…。
まぁ、仕方ないし、駅まで約10分。頑張って走ろう。
先輩に背を向け、走り出そうとした時、
「まって。」
右腕を先輩につかまれた。