私の彼。
彼女は怒ったように頬を膨らませ俺の手を軽く叩いた。


あ……。

忘れてた。こいつ、彼氏がいるんだからこんなにベタベタしちゃ悪いか。

俺は彼女から勢いよく手を離した。

不思議そうに俺を見つめる彼女の瞳。


心臓うるせぇ。

ホントに鬱陶しい。なんで彼氏なんかいんだよ。しかも、元生徒会長。こんなんじゃ、俺勝てねぇよ。
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