私の彼。
「気づいたらあそこにいたんです。でも、藤崎君がいてよかったです。」

ここからは私がしっかりしないと!

私は先輩の手を握り、境内へ向かった。

今回こそは迷わないように…

「ねぇ、日向とどんなこと話したの?」

どんなこと…?

「お参りの仕方とか教えてもらいました。参拝は私に任せてくださいっ!」

少しは役に立たないと、先輩に何もできない奴って思われちゃう。
< 57 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop