私の彼。
「離れないよね?」

勿論、先輩の隣にいられないなんて考えたこともない。

泣くのを止め、先輩の顔を見る。

「はい。先輩大好きです。」

言った後に後悔。恥かしすぎる。

私は下を向いた。

ずっと先輩無言なんですけど…。何かしゃべってー!

「茜。」

先輩に名前を呼ばれて顔を上げると

唇に生暖かい感触が…。
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