私の彼。
先輩の顔がゆっくりと私から遠ざかっていく。

状況を理解したと同時に羞恥心が…!多分、いや絶対、顔真っ赤だと思う。

私は先輩に背を向けた。

「怒った?」

不安そうな先輩の声。

私は首を横に振り、先輩に抱きついた。

本当に大好きです。先輩。


先輩は私の頭を軽く撫で、優しく笑った。

「俺、風呂入ってくるから先寝てて。」

寝ててもいいといわれても…。床かな。

私はカーペットの上に横になった。

視界に移るのは真っ白な天上。
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