私の彼。
妖艶な笑みを浮かべる先輩に警戒心を抱いた私だったが、その抵抗はすぐに蹴飛ばされることになった。

「ここに、一生いればいい。」

呆然とする私を横目に、何処からか布を取り出し、私の鼻に当てた。

変なにおい。

なんだか、クラクラしてきた…。

そして、私は意識を手放した。
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