暁天の星
毎日の繰り返しが嫌になったけど、戦うと決めたからには頑張るんだ。
これ以上晃に迷惑をかけたくなかった。
でも学校で起こる全てのことが億劫で逃げ場がなくて、どうしようもなかった。
どうしよう、そう考えているわりに冷静な自分もいて。
浴びせられることが辛いなって思う心なんて要らなかったんだけど、それを捨てることができない。
こんなことで限界を迎えてしまうのか、僕は。
今日も学校を抜け出して街を歩く。
ああ、体が軽い。
楽しい。
学校という檻の中から抜け出せた。
こんなこと、ずっと続けていくことはできないけど。
今だけ。
許して。