黄色い花


藤原皐月はあたしの向かいに座って
余った食べ物をいただきますといって
ガッついていた。

「ねえ、もしかして住み込み?」

あたしが質問すると大きく頷いて
それでもまだご飯にがっついてる。

「ふーん、そっか…」


特に会話もないわけで、あたし達の空間は
シーンとしていた。

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