幼なじみから溺愛されてます
「ねぇ、堂坂くん。夜部屋来てくれない?」






食事中に話しかけてきたのは

違うクラスの名前も知らない女。





上目づかいで甘えたようなかったるい声を出してくる。

まじできもい。





でも、美音がやったら可愛いだろうな。

なんて自分の世界に入りそうになる。





ヤバイよな、俺。

美音にベタ惚れすぎるだろ。






「ごめん。ちょっと無理かな」






女に偽物の笑顔を向けて返事を返す。






「え、そうなの〜?残念。じゃ、またね。堂坂くん」






そう言って去っていく。
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