幼なじみから溺愛されてます
私が蓮の鼓動を聞いてる間に

先生はいったみたいで

背中に回っていた手がはなされる。





ちょっとなごりおしいな、

なんて思っちゃう私。






「大丈夫か?美音」






声だけで優しさが伝わってくる。






「うん、大丈夫………」






蓮は気づいてないけど

きっと今の私の顔は真っ赤。






「ごめんな。
いきなり抱きしめちゃったりして。
苦しくなかったか?」



「うん。大丈夫だったよ。
私気づいてなかったからびっくりしちゃったけど」
< 52 / 123 >

この作品をシェア

pagetop