幼なじみから溺愛されてます
ここが暗くて助かった。





こんな真っ赤な顔してたら蓮のことだし、





熱でもあるんじゃないかって

心配するだろうし………






「どうする?戻るか?」






蓮がいつも通りの口調で話しかけてくる。






「う〜ん。
ひとまず取りに行こ?
それから4人で決めようよ」






だから私もなるべく、

いつも通りになるように返事をする。






「ん。わかりましたよ。
美音ちゃんにしたがいます」






急にかしこまった態度を取り始める蓮。






「クスッ……なに?その言い方」



「なんとなく?」






その口調はふざけてるような感じで。





蓮のニヤニヤしたイタズラっ子な表情が頭に浮かぶ。






照れてたのを元気がないと思ったのかな?
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