幼なじみから溺愛されてます
「西野さんは
俺のこと全然知らないと思うんですけど……
初めて入学式で見たときから
すごく気になっちゃって………
お試しでこれから俺のことを好きになって
くれればいいので付き合ってください」



「…………………………え?」



「西野さんが好きです。お願いします」






えええぇぇぇ〜〜





………これって………

も、もしかしなくても告白………だよね?





え、と…でも…私は…蓮が好きで……………

…どうしよ…………






彼の顔はほんのり赤くて真剣な表情で。

本気でいっていることが伝わってくる。





なんて返事をしようか迷っていると、






「急にいわれても難しいですよね。
今日金曜なので、
土日挟んで月曜に返事頂けますか?」



「え……は、はい……」






彼の提案に咄嗟に返事を返す。






「じゃ、月曜の放課後、ここで待ってますね」






そういって彼は去っていった。
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