幼なじみから溺愛されてます
「なんだ。って酷いぞ‼︎明里‼︎
そりゃ明里は告られ慣れてる
かもしれないけど私は初めてだし」






初めてなんだから動揺するもんでしょ。普通。






「は?」






またもや、明里から素っ頓狂な声が漏れる。






え?今、は?なんていうとこあったっけ?

会話を思い出してみるも特に思い当たらない。





わからず首をかしげていると……






「は?ちょっと美音。なにが初めてだって?」



「え?…告白されたの」






それ以外になにがあんのよ‼︎






「嘘でしょ?」






明里からは信じられない。

とでも言いたげな声。






「ホントだよ」






私が告られたこと、あるわけないじゃん〜。

あ、今日、告られたけど。
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