プライベートレッスン 〜 同居人の甘い素顔

祐希は私の髪を指ですきながらキスを落とした。
長いキスが私の気を遠くさせる。

この瞬間が愛しい。
ありきたりだけれど、時を止められたらどれだけいいだろう。
あまりにも愛しすぎて胸が苦しかった。

キスを交わしながら、器用に私から服をはぎ取っていく。


気持ちが急いているのは祐希も同じらしい。
私をまたいだまま上体を起こし、煩わしいものでも扱うように洋服を脱ぎ捨てた。

お互いに露わになった素肌を重ねる。
祐希の体温が伝わって、心臓が限界を迎えそうだった。

祐希のことが大好きでたまらない。
そう強く感じた。


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