騙し愛
「はぁぁ!?!?
藤川てめぇどういう事だ」
詰め寄ってくる野郎たちだが一番状況が分かってないの俺だから。
あっと今日の出来事を思い出して上のフロアを見渡すと今日俺に告白してきた女の姿がそこにあった。
目が合うとにやりと笑っていた。
あのアマ……
「お前あれほど付き合ってないって言ってただろ!!」
ここで付き合ってないと言ったら俺はあの女の標的に。だが付き合ってると言っても男バスの標的になる。どうすればいい。。。
男バスが騒がしくなったのが分かったのか女バスもこっち見てきてるしあの嘘が浅野の耳に入ったりでもしたら相当まずい。
「付き合ってるよ。」
俺が男どもに責められている中聞こえた女の声。
それはいつも聞いてる聞き慣れた声だった。
声のする先には浅野が立っていた。
しかも隣のコートから大声で叫んでるし。