騙し愛





「じゃあ放課後時間がある人達少しずつ準備して行こう」

「今日部活ないから俺手伝うわ」

「私の親戚にコスプレイヤーのお姉さんいるから借りられそうなの借りてくるよ!」




「ねぇ凛は何のコスプレする?」

みんながワイワイ話してる中ちかが私の席まで来てたらしくて私の前の席に座った。


「……んー。誰かから制服でも借りて来ようかな。」


新しく買うのも勿体ないし作る気力もない。一番手短なものと言ったら男子高校生の制服でしょ。


「え!それめっちゃいい!!似合いそう」


一瞬にしてクラスがざわつき視線が痛い。
チカ、声でかいよ……。


< 25 / 52 >

この作品をシェア

pagetop