騙し愛
「あ、浅野!!」
靴を土足に履き替えてから体育館へいこうと思い下駄箱で掛けられた声に振り返るとそこには同じクラスの高田くんがいた。
「おー、高田くんじゃん。どーしたの?」
軽く手を挙げて挨拶をする。
高田くんはクラスでも騒がれる程のイケメンらしく女子の人気も高い。
まぁ私には劣るがな←
「い、今帰り?」
私が下駄箱で靴を履き替えてるのを見てもう帰ると思ったのか質問を問いかけられうんと頷く。
「でも、今からちょっと体育館寄ってくけどね〜
高田くんも帰るんでしょ?気をつけてね〜!」
じゃ!と手で挨拶して体育館に向かおうと足を踏み出した所腕を引かれる。
「浅野も電車だろ?用事済むまで待ってるからさ、良かったら一緒に帰らない?」