騙し愛



「好きなんだよね」


部室へ向かう途中聞こえた声に思わず影に隠れてしまった。


「悪いけど、彼氏いるんだよね……」


その声の主は浅野できっとその相手は高田くんとか言う奴か。。


「でも、俺諦め切れなくて…頼む浅野!!」

その言葉と同時に高田が浅野の肩をガッと掴んだ。





「ごめん、無理だって!!」



浅野は断っているのに肩を握る力が強くなってる気がする。



「おい……

ガンっ


止めに入ろうと声を出した瞬間凄まじい音が聞こえる。

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