#恋·恋



車内に充満する煙草の匂い。


…やばい、目眩しそう。。


耐えきれず、窓を更に開けた。


「煙たかったか」


『…大丈夫です、』


「………」


蓮は自身の方の窓を開け、煙草を窓に向け煙を外に吐き出した。


それからは会話はない。



外から聞こえる賑わう声に耳を傾け、通り過ぎるネオンが光る街並みをただ静かに眺めていた。


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