【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜

…なんて言われてちょっと反省する。


確かに私、警戒心が足りないよね。



「へへっ、ごめんね」



だけど、かーくんがいてくれたらやっぱり、何があっても大丈夫なんじゃないかって思える。


どんな時でも守ってくれるって、信じてるから。



「頼りにしてますっ」



笑ってそう言ったら、コツンと頭を叩かれてしまった。



「バカ。あてにすんな。もっと気ぃつけろ」



「はーい」



本当に、こんなに頼りになる執事様は他にいないよね。きっと。


噂の犯人はまだ捕まってないみたいで、少し怖いけれど。


かーくんがいてくれるなら、きっと大丈夫。


そんな気がしていた。



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