【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜
ウソ。条件って、それ…?
「健全な交際をするように。わかったな」
それを聞いて、かーくんはなんて答えるかな…なんて思ったけれど、彼はまた、少しも迷わずに返事をしてくれた。
「はい、わかりました」
「1つでも破ったらクビだからな。
わかってるよな?」
「はい」
なんだか少しむず痒いけれど、とても嬉しい気持ちになる。
かーくんは私のために努力することをパパに誓ってくれたんだ。
だったら、そのぶん私も頑張らなくちゃね。
するとパパはふと、かーくんの肩にポンと手を置いて。
「…言っとくが、ワシはお前を信用しとるんだからな」
「…っ、ご主人様…」
「期待を裏切るではないぞ」