【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜
「ねぇ、かーくんはいつから私のこと好きでいてくれたの?」
ふと気になってそんな質問をしてみた。
「えっ」
するとかーくんはちょっと困ったように数秒考え込んだあと、
「……秘密」
「えーっ、なんでーっ?
教えてよ~」
「言わねぇよ」
なぜだか教えてくれない。
「ケチーッ」
だから私はちょっと拗ねたようにムッとした顔でかーくんを見上げた。
だけど、その顔はちょっと照れているようにも見える。
かーくんはこう見えて、けっこうシャイなところがあるからなぁ…。
そういうところも大好きだけどね。