【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜
優しく唇をふさがれた。
かーくんはそのまま何度も甘いキスを繰り返す。
「んん…っ」
愛しさが胸の奥からこみあげてきて、幸せな気持ちでいっぱいになった。
大好き…。
大好きだよ……。
だけどその時、
――ガチャッ。
突然ノックもなく部屋のドアが開いて。
私は驚きのあまり心臓が止まりかけた。
……うそっ!誰?
こんなタイミングで…。
おそるおそる振り返ってみるとそこには、
「し、紫苑…!」