【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜
なんと、紫苑が驚いた顔で立っていて。
かーくんはそれを見た瞬間、顔を真っ赤にしながらうろたえていた。
「…っ、お前、なんだよいきなりっ」
「いやぁ、ちょっとお嬢様にお話が…」
「ノックくらいしろよアホ」
「すみません、忘れてました。ハハ」
ひゃ〜っ、どうしよう。すごく恥ずかしい。
キスしてるところ見られちゃったかな?
思わず顔を両手で押さえる。
すると紫苑がいきなり、
「あ、ちなみに今度から僕、新しく君たちの監視をするっていう仕事が加わったから」
「はぁっ!?」
「えぇっ!!」
な、なにそれ…っ。
「だから、あんまりイチャつきすぎないようにね。
あくまで健全なお付き合いにしてね」