【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜

レミがぷぅっと頬を膨らませる。


残念ながら今日はもう見学は諦めたほうがいいみたい。



「「きゃあぁ~っ!!」」



だけどその時急にうしろから女子が大騒ぎする声がして。


何かと思ってレミと振り返ったら、そこにはすごくスタイルのいい美男子一人と、それを取り囲む女子の集団がいた。



…なにこれ、ハーレム?


でもこの人私、知ってるかも。


確かあれだ。隣のB組の…



「二階堂く~ん!私にも見せて!」



「私もその写メ見たい!!」



そう、二階堂くん。



うちの学年で知らない人はいないっていうくらいの有名人。


二階堂グループの御曹司で、超が付くお金持ちなうえに、イケメン。


みんな女子は彼に見初められたいと思ってるらしい。



「やだ、二階堂くんじゃんあれ。B組も移動教室なの?

にしても毎回女子に囲まれちゃって、すごいね~」


< 73 / 336 >

この作品をシェア

pagetop