【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜
◆二階堂くんの本性
「ちょっ!ウソッ!お見合いって…」
「シーッ!シーシーシー!
大きな声で言わないでっ!」
「でもさぁ、それ私の予想通りじゃん。
ていうか、羨ましいわ。相手が二階堂くんなら」
「全然、羨ましくなんかないよ!
だったら代わってよ〜!」
翌日、学校でレミにお見合いのことを話したら、ビックリはしてたけど、羨ましがられてしまった。
私は全然嬉しくないからむしろ代わってあげたいくらい。
代わりにレミを紹介してみようかな?なんて。
ダメかな?
「まさか本当にお見合いすることになっちゃうとはね。
てことは、向こうは乗り気なの?」
「…よくわかんない。向こうも親が勝手に決めたみたいだから。
本人がお見合いしたいと思ってるかどうかは不明なの。
しかも、もうすでに料亭の個室を押さえてあるとか言うからさぁ」