カラフル
*・゜゚・*:.。..。.:*・'
オレンジ
悠也 side
ある日の帰り道
「悠也!」
なんて俺の名前呼びながら走ってくる幼馴染み。
「えいっ!」
「うわっ!」
勢い良く俺に飛び乗ってきた。
あのさ、色々ダメだろ、これ
「彩、降りて」
「やーだ、このまま帰ろ?」
ドキドキしてるのバレてない?
好きな子 背負いながら話すのって結構 辛いわ
「この甘えん坊」
「ふん、甘えん坊ですみませんね」
彩の体温を感じながら夕焼けの道を歩いていった。
すると突然
「ねえ、悠也」
「んぁ? 」
彩の方を見たら
夕日で伸びた2人の影が重なった。
「ちょ、彩どうした ⁈ 」
「 すき 」
「彩 .. それ 本気?」
「私はいつも本気だよ」
「ふは、嬉しい」
「悠也は?」
「俺も 好き」
彩の顔がどんどん赤くなって 可愛い なんて思ってた。
彩と視線がぶつかって、磁石と磁石がくっつくみたいに唇が重なった。
これが 幼馴染み から 恋人 になった瞬間だった。
F I N .
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