宝物な君と
七くんの友達
「おじいちゃん、永久くん、蒼空くん。ただいま~!」

「おかえり、七くん。」と、瀬高さん。

「おかえりー。今日も可愛いな七くんは!」と、蒼空くん。

「おかえり、七世。」……まだ信じられないけど、永久です。

きちんと受け答えするようになりました。

なんだか皆さん、七くんのお友達になったようです。

瀬高さんはお迎え行く前からいたけれど。

永久と蒼空くんは今来たんだろうね。

ちなみに。

永久と呼ぶようになるのも、一悶着あったのです。

初めて永久と呼んだ次の日。

また呼べと言い出して。

『永久さん。』と呼んだら、呼び捨てで呼ぶまでガン見されて、根負けした。

あれはかなり疲れた。

ちょうど瀬高さんもいて、本気でびっくりしてたし。

服部さんなんて、口がおもいっきり開いたままだったし。

そのあと、瀬高さんは「そうかそうか。」なんて言いながら、始終ニコニコ笑顔でした。

何がそうなのか、よくわからないけど。
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