宝物な君と
「うわぁ、レッサーパンダ可愛い!ママ、永久くん見て!」

『うん、可愛いね!』

「それを見てるお前達の方が可愛いわ。」

始終甘々なんですが…。

この人、ダレ?

永久を着た蒼空くん?

ムズムズする!

しかも手をずっと繋いでるし。

迷子になるとか言い出して。

それなら、七くん真ん中でしょう。

なんで私が真ん中なのよ。

「あっ、ウサギさんいる!触ってもいい?」

『いいわよ。』

七くんは手を離して、触れるウサギのところに走っていった。

私も行こうとしたんだけど。

「紅。」

永久に引き止められた。
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