宝物な君と
『だから!私は結婚なんてするつもりないってば!だから、お見合いもしませんっ!』

とうとう、母がお見合い話を持って、Luciaに乗り込んできた。

「会ってみるだけ会ってみて?すごく良い方だから!弁護士さんなの。」

『私には七くんがいるのよ?!』

「それも承知なの。お母さんの顔をたてると思って、今回だけお願い!」

『もぉ~!』

「紅、会うだけ会ってあげたら?」

『のの姉までっ!』

なんで結婚しないのに、お見合いする必要があるのよ?!

それって、相手にも失礼じゃないの。

いつまでも渋っていると。

「とりあえず、土曜日夜ね!その日は七くん、埜々のとこにお泊まりね!よろしくー。」

颯爽と帰って行かれました。

あの人、北海道から日帰りで上京してきたの?!

パワフル過ぎるわ。

それにしても…どうしよう?
< 39 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop