私の存在価値
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俊「これで私たちの方は終わりました。次は結音さんの番ですよ。」

私「分かりました。雛結音 高校生 です。」

奏汰「は?そんだけ?」

そんだけ?って…

私「そんだけですけど?何か文句でも?」

早く帰りたいんだけど。平然を装うの結構大変なんだから。
帰って病院行かなきゃ…。

奏汰「大ありだっての!俺らあんだけ喋ったんだからお前ももう少し…」

俊「まぁまぁ、奏汰落ち着いて。」

奏汰「けーっ!また俺だけそんな事言われるんかよ!」

由紀「奏汰がうるさくするのが悪いと思うけど?」

由宇「そう言われて当然だと思うけど?」

奏汰「なっ!?双子までそんなこと言うのか泣」

いつまでこの茶番見なきゃいけないのさ…
そう思い、私は

私「あの、これまだかかります?早く帰りたいんですけど。あと、なんで私をこんなところに呼んだんですか?」

私の問に答えたのは

響「お前を姫にするからだ。」

全く喋らなかった響だった
は?またその話?大体そう来ると想像ついてたけどさ

私「その話はこの前断ったはずですが?」

俊「どうしてもなってもらえませんか?」

私「すみませんが何度頼まれても無理です。」

響「なにか理由があるのか?」

理由があればやらなくて済むのかよ。まぁ、あるんだけど

私「大有ですが?まず私暴走族に興味無いですし、第一暴走族嫌いなんです。関わりたくもないです。暴走族なんてただの馴れ合いでしょ?そんな所に用はありません。私に馴れ合いは不必要です。

これで良いですか?」

途中から奏汰が私に飛びかかる勢いで殴ってきそうになっていた。それを俊と双子が押さえてた。

奏汰「てっめぇ!!」

俊「奏汰、落ちつきなさい!」

双子「「奏汰おさえて。」」

奏汰「離せよ!おい結音!1発殴らせろ!」
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