私の存在価値

エレベーターのドアが開くと同時に私は自分の部屋へと急いだ。

あと5分で薬の時間だ。

鍵をあけ、急いで部屋に入る。

靴を脱がず台所へ向かい、コップに水を入れ近くに置いてある薬箱の中から薬を取りすぐに飲む。

ごく、ごく、ごくっ

はぁー。

私『…疲れた。』

12時ピッタリ。

私は靴を脱いでいないことに気づき、玄関へ戻り靴を脱ぐ。

そしてソファーへ倒れこんだ。

私『あぁー。疲れた…。』

でもこれからもっと疲れる。

まだ12時ちょい過ぎ13時まで時間は充分ある。

私『少しだけ寝よ』

目を閉じるとすぐ睡魔が私を襲った。


私は浅い眠りについた。

こういった時には必ず夢を見る。


私の幼少時代の夢……。


楽しいゆめなんかじゃない。
むしろ悪夢だ。


忘れてはいけないとでもいうように、夢に出てくる。


私は決してその悪夢から逃れることは出来ない。


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