私の存在価値
おばあちゃんの時とは違い周りはしんとなった。
あれ…ここはわー!!ってなるところじゃないの?
と一人で思っていると、誰かが

「美しい…。」

とボソリと呟いた。それからいたるところから綺麗だの美しいなどと言われた。
そして何故か倒れている人もいた。

おばあちゃんの時と反応が違いすぎてオロオロしている私におばあちゃんは

祖母「夢音、良かったわね♪」

と、嬉しそうに言ってきた。

祖母「さ、中に入ろうか。ボソッ)ここからは社長と呼びなさい。」

夢音「はい、社長。」

私たちが歩き始めると今まで囲っていた人達が一斉にどき、道が出来た。
そこを私達は通って中の会場へと入っていった。

会場の入口近くに見知った顔がいた。
それは響だった。

まさか来てるなんて思わなかった。
まぁ、こんなにも人がいるから喋ることもないだろう。
まずバレることは無いか…。
そう思い横を通って中へと入った。


「 結音 」
そう響が呼んだ事を私は知らない。


夢音side終わり
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