私の存在価値
Part12 消失
〈於実side〉

俺は目の前の光景から目が離せなかった。
ベットの上に無造作に置かれている機器、それは夢音の胸元についていたはずのものだった。
開け放たれた窓。風がカーテンをゆらゆらと揺らしている。







夢音が消えた







ここは2階、夢音は窓から姿を消したのだろう。
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