私の存在価値
……ガヤガヤガヤ…

急に外が騒がしくなった。
何かがぶつかる音、人の叫び声などが聞こえてきた。

奴にも聞こえているのだろう。眉間にシワを寄せながら舌打ちをした。

「チッ…もう来やがったか……。まぁいいや。お前が役に立つ時が来たぞ。」

と言い、私を立たせた。
私が……役に立つ時……??
それは一体どういうことなのだろうか。

やつに連れられ外に出るとそこには無数の人がいた。
ざっと合わせて1000はいると思う。

そして、その中には

私が待ち望んでいた人がいた。
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