私の存在価値
彪「夢音ちゃぁん??僕の可愛い可愛い夢音ちゃん??どうして僕のこと見てくれないの?ねぇねぇねぇ??」
と言いながら剛田はどんどん近づいてくる。
はぁっ…はぁっ……はぁっ……
息が苦しい
全身の細胞が危険だと信号を発している。
嫌っ……嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!
触られたくない!
逃げたい!!
なのにっ!
私「なんで動かないの……!!?」
足が震えて動かない。
彪「ふふふっ……可愛いねぇ…そんなに怯えちゃって。声だけでそんなになっちゃって……顔見たら君はどうなっちゃうんだろう!!!あぁぁぁ早く早く早く見せて!!僕の僕だけの!」
剛田の気配がもうすぐまで迫っていた。
(もう…むりっ……!!)
私が諦めかけたその時