私の存在価値
ふわっと心地のいい香りが鼻を掠めた。
次の瞬間

ドスッ!!!!

彪「うぐぁっ!!」

激しい音とともに剛田の叫び声が聞こえた。
剛田は殴られ数メートル吹き飛び、派手に壁にぶつかった。

私の目の前には響が立っていた。

響「気安く触ろうとしてんじゃねえよ。屑が。」

殺気混じりのドスが聞いた声で響が言った。響の顔は激しい怒りを表していた。

私「響っ……響っ……!!」

私は何度も響の名前を呼んだ。その声はくぐもっていた。
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