私の存在価値
母は私に聞く。私はその問に頷いた。
「今の夢音の状態を教えてあげるわ。おいで」
母について行くと小さな池のようなものが現れた。とても水が澄んでいて美しい…。
母がその池の中に手を入れ大きく円を描いた。
すると音と共にそこだけ別の場所を映し始めた。
私「ここは…病室…?」
「そう、病室よ。夢音が入院している部屋よ。
眠ってから1ヶ月は経ったわ。あと数日で2ヶ月って所かしら?」
1ヶ月っ!!?!!?
「大切な人が中々目を覚まさないってどれだけ不安か分かる?
しかも夢音、響君の事助けたんでしょ?それで撃たれた。」