私の存在価値

私「うぅ…痛い……」

痛さに零れそうだった涙は中へと引っ込んでいった。
母の笑顔を見て、私もつられて笑顔へと変わる。

「さぁ、グズグズしてないで!!みんなの元に帰りな。
いつまでも待たせないの。」

そう言われ、私は背中を押され扉の中へと足を踏み入れた。

1本の光の線が奥まで続いていた。
私は走った。



私(みんな……待っててね…!!)


光に近づくにつれ私は笑顔へと変わっていった。


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