顔も知らない君へ
彼と出会ったのは、定時制に通っていた高校生の頃。
卒業した先輩(男性)が時々学校前のコンビニに居て、その先輩と仲良くなって。
その先輩は、一言で言うと【とにかく不思議で危ない人】
利用出来るものは利用して、自分を裏切る人間には迷いもなく制裁を与える、本当の意味で危ない人。
でも、自分を信じて慕ってくれる人間には優しくて。
アタシは可愛がられてた方だと思う。
我が侭も笑顔で聞いてくれたし、色んなところに連れて行ってくれた。
当時の彼氏が浮気して散々嘘ついて、また浮気繰り返して…まさにDVってやつだった。
そんな彼氏と別れるきっかけをくれたのも、この先輩で。
結構な流血沙汰だったけど(元彼のみ)。
そんな危なくも優しい先輩を通じて知り合ったのが、同性愛の優斗でした。