顔も知らない君へ
だからアタシは安心してたし、皆と夜を過ごすのも平気だったんだよね。
優斗は学校の先輩ではなかったけどね。
朝食を食べ終わったあとに先輩たちは各自車で仕事に向かって。
アタシはたまたま休みだったから、先輩が優斗に『こいつ送ってやって』って言ってた。
結局、送ってもらう途中で話が盛り上がって寄り道してたり、話し込んだりしてたら、あっという間に学校の時間になってて。
学校に送ってもらった時に車の中で携帯の番号とアドレス交換をした。
『俺、自分から聞くの初めてだよ』
なんて照れくさそうに言ってたのが可愛いなぁって思ったよね。
でも、話ししてて何だかアタシも不思議な感じで。
優斗に対しては気楽でいられたんだよね。
そう照れながら言われた時も『初めて聞くとか、アタシ好印象?』なんてドキドキするような気持ちもなくて。
むしろ弟が出来たような、そんな楽しい気分だった。
優斗は学校の先輩ではなかったけどね。
朝食を食べ終わったあとに先輩たちは各自車で仕事に向かって。
アタシはたまたま休みだったから、先輩が優斗に『こいつ送ってやって』って言ってた。
結局、送ってもらう途中で話が盛り上がって寄り道してたり、話し込んだりしてたら、あっという間に学校の時間になってて。
学校に送ってもらった時に車の中で携帯の番号とアドレス交換をした。
『俺、自分から聞くの初めてだよ』
なんて照れくさそうに言ってたのが可愛いなぁって思ったよね。
でも、話ししてて何だかアタシも不思議な感じで。
優斗に対しては気楽でいられたんだよね。
そう照れながら言われた時も『初めて聞くとか、アタシ好印象?』なんてドキドキするような気持ちもなくて。
むしろ弟が出来たような、そんな楽しい気分だった。