別れたいのに愛おしい~冷徹御曹司の揺るぎない独占愛~
発表会の会場は、駅前のTホテルの一番広いホール。
殆どの正社員が着飾って集まり、親しい人と会話したり、仕事でやり取りのある人を探して挨拶を交わしたりと、思い思いに過ごしている。
私は梓と一緒に、久しぶりに会った同期と話したり、お世話になった先輩に挨拶して過ごしていたけど、発表のことが気になって落ち着かない気持ちだった。
だってこれで決着がつくのだ。
奏人は大丈夫かな?
視線を巡らせていると、開発部の山之辺室長達と談笑している姿を見つけた。
穏やかな微笑み、余裕の態度。でもいくら彼だって内心緊張しているはずだ。
どうか上手くいきますように。
初めは滝島課長が部長になると困るから奏人には頑張って欲しかったけど、今となっては気持ちが変わって来ていた。
奏人が一生懸命仕事をしている姿を見て来た。
彼の努力が報われて欲しい、ただそれだけを願っている。
殆どの正社員が着飾って集まり、親しい人と会話したり、仕事でやり取りのある人を探して挨拶を交わしたりと、思い思いに過ごしている。
私は梓と一緒に、久しぶりに会った同期と話したり、お世話になった先輩に挨拶して過ごしていたけど、発表のことが気になって落ち着かない気持ちだった。
だってこれで決着がつくのだ。
奏人は大丈夫かな?
視線を巡らせていると、開発部の山之辺室長達と談笑している姿を見つけた。
穏やかな微笑み、余裕の態度。でもいくら彼だって内心緊張しているはずだ。
どうか上手くいきますように。
初めは滝島課長が部長になると困るから奏人には頑張って欲しかったけど、今となっては気持ちが変わって来ていた。
奏人が一生懸命仕事をしている姿を見て来た。
彼の努力が報われて欲しい、ただそれだけを願っている。