レンアイ前線、雨のち晴れ【LOVEドロップス参加作品】
晴れて『恋人同士』となった私たちは、ゆっくりと、でも確実に関係を深めていった。
お互いに課題やバイトなどで忙しい日々もあったけど、その分会える時間が宝物のように思えた。
誕生日、クリスマス、1年記念日……。
独り暮らしの私のアパートには、イベントのたびに君からもらったプレゼントが増えていく、そんな幸せな日々――。
もちろん、ケンカだっていっぱいした。
通りすがりの綺麗な女性に見とれてたとか、約束の時間に遅刻したとか、小さなケンカなんてしょっちゅうで。
悪いのは自分なのに「ごめんね」の一言が言えずに、苦しんだこともあった。
そんな時、仲直りのきっかけを作ってくれるのはいつも君。
なかなか素直になれない私を暖かい心で包んでくれた。
今でも……感謝してるよ。