この関係を壊してでも伝えたいこと


「不細工と歩いてたら価値観疑われるから嫌」


「あぁ?んだよ、調子のんじゃねーよ」



睨む男を逆に睨み返してやる。

アコに声かけたいならもっとマシになって出直せ。


「暴力ですか?だから自分に自身のないブ男は…」


この時のアコは無謀かつ、最高にイライラしていた。

アドレナリンもバンバン出ていたのかもしれない。

一発くらいなら殴られてやろう、そう決めて歯を食いしばると想像していた衝撃は来なかった。


「…女の子には優しくしなきゃね?」

< 122 / 309 >

この作品をシェア

pagetop