この関係を壊してでも伝えたいこと
白鳥が事故に巻き込まれたことは事実だ。
ただ、対向車の急ブレーキと彼の運動神経により最悪の自体は免れたどころか、軽い打撲のみで全く大事にはならなかった。
小学生がパニックを起こしたことや、車に乗っていた人が泣き出したことで白鳥が付き添うといい、今朝の会話になる。
烏丸も悲しいというよりは、彼のお人好しさに呆れていた。
また、応援団長を押し付けられたことに苛ついていた。
白鳥は私のことを男だと思っているのか……?
と低い声で言い出し、彗月と必死になだめていたところに亜湖が来たのだ。