この関係を壊してでも伝えたいこと
なんでもない放課後
「先輩たち遅いですよー!」
「ごめんね、日直でさ」
部室にきていたのは部員である三人の後輩と、アコちゃん。
少し驚いたが、同じ階で活動をしているのだからいてもおかしくはない。
「青山さん、一緒に帰りましょう」
「俺今来たばっかなんだけど…」
「私も今日は生徒会があるので、終わったら待っています」
「あっそ、りょーかい」
アコちゃんはそれだけ伝えると一礼して部室から出て行った。