この関係を壊してでも伝えたいこと

「おい待てコラ」


「無理です。僕には荷が重い…」


「俺だって嫌なんだ、後輩だろ?運命共同体だよな?」


「こんな時ばっかり先輩ヅラするのやめてください!!」



ピクリとも眉を動かさず僕を見つめる先輩ははっきり言って恐怖以外の何物でもありません。



「先輩ヅラじゃなくて先輩なんだよ」
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