この関係を壊してでも伝えたいこと
不機嫌そうな顔してる。
疲れちゃったのかな?


「うん。見てたよ」


「嘘つき、俺が見てた時見てなかったし」


「凛ちゃん私のこと見てたの?」


全然気が付かなかったよ。

凛ちゃんはしまった、という顔をして気まずそうに視線を泳がせた。


「だって気になったから」


「もう、しっかりしてよ」



髪の毛からポタポタと汗がたれ、肩で息をする姿は胸を打つものがある。

かっこいいというか、凛ちゃんも成長したんだなって…


私は母親かな?


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